太陽光発電メーカー(国内編 その1)

パナソニック

パナソニックは三洋電機を傘下に収めたことで、ハイブリッド単結晶シリコンタイプのHIT太陽電池をパナソニックブランドで展開しています。

パナソニック HIT233シリーズ

パナソニック HIT233


パナソニックの特徴はなんといってもHIT太陽電池があることです。HIT太陽電池は高変換効率をもつ単結晶シリコンをベースにアモルファスシリコンを採用した「ハイブリッド構造」にすることで、より変換効率を高めた太陽電池です。
太陽電池は一般的に熱に弱いとされており、暑い夏場は逆に発電量が下がる傾向にあるのですが、HIT太陽電池は高温でも発電量がキープできるのが特徴です。

HIT太陽電池が高効率で安定した発電量を出せること、また大手メーカーという安心感から、太陽光発電の販売市場でも一番人気になっています。

シャープ

シャープは1959年から太陽光発電に取り組んでいる、太陽光発電の老舗メーカーです。住宅用だけではなく、灯台や人工衛星、また最近では、世界中のメガソーラー発電所などさまざまな領域で太陽光発電を展開しています。

シャープ 多結晶モジュール ND-170AA

シャープ 多結晶モジュール ND-170AA

かつてシャープは世界最大の太陽電池生産メーカーでした。今でも世界のメーカーシェアでトップ10には入っていますが、年々シェアを落としています。シェアが落ちている主な理由は、価格競争力のある海外メーカー(主に中国)がシェアを伸ばしているためのです。
とはいえ、今でも国内ではトップメーカーです。

太陽電池モジュールは、単結晶、多結晶を扱っています。特徴的な技術としては、単結晶で採用されている「BLACK SOLAR」技術です。「BLACK SOLAR」とは、太陽電池モジュールの表面から電極をなくし、同じ面積でより多くの太陽光を受光できるようにした技術です。
また、ルーフフィット設計でより屋根の形にフィットする形状の太陽電池モジュールが取り揃えられています。

派手さはありませんが、太陽光発電の老舗メーカーとしての安心感はあります。

京セラ

京セラは 1993年に日本初の住宅用太陽光発電システムを発売し、住宅用太陽光発電システムにおいては最も歴史のあるメーカーです。世界的シェアも日本勢では、シャープについて2番目につけています。

日本で最初に住宅用太陽光発電システムを発売しただけあって、京セラはより屋根にフィットさせるために、さまざまな形状の太陽電池モジュールが取り揃えられえいるのが特徴です。
日本の住宅の屋根はさまざまな形があり、どうしても太陽電池モジュールが設置できないスペースができてしまうことがありますが、京セラはモジュールにさまざまな形を用意することで、なるべく隙間なく太陽電池モジュールを設置できるようにしています。

太陽電池モジュールはオーソドックスなタイプですが、住宅用の太陽光発電で長い歴史があることが安心感を与えてくれます。

東芝

東芝は住宅用太陽光発電メーカーとしては新しく、2010年から太陽光発電市場に参入しています。
しかし、東芝はもともと電力・産業用太陽光発電システムでは実績があり、メガソーラー技術、二次電池(充電式電池)に関する優れた技術を保有しているメーカーです。

住宅用太陽光発電システムとして、他社との大きな違いは、高いセル変換効率を実現した米サンパワー社製のソーラーパネルを採用していることです。
この単結晶系ソーラーパネルは、最大モジュール変換効率 19.3% と世界最高水準の変換効率を実現しています。

高い変換効率は、少ない設置スペースでより大きな発電量を得られるというメリットがあり、設置スペースが限られる日本の住宅事情にはあっています。そのため、新規参入ながら国内では人気のメーカーになりつつあります。